どうすればロシアはGDPで日本を追い抜けるか　副首相代行が語る

ロシア経済は購買力平価GDPを見た場合、2030年には日本を追い抜き、世界4位を占める可能性がある。アンドレイ・ベロウソフ露第一副首相代行は、そのためにはある一定の経済成長率を維持する必要があると語った。ロシアのマスコミが報じている。

ベロウソフ第一副首相代行は、この目的の遂行には二段階方式の「供給サイドの経済成長の軌跡」が必要と話している。2027年までの第1段階では、ロシアは何としても2～2.5％の成長率を保持し、2028年からは「およそ3％までの加速のついた成長」を続けなければならないとしている。

「この軌道が維持されれば、ロシアは日本を追い抜く。これはロシアの成功を示す軌道だ」

アンドレイ・ウロウソフ氏

露第一副首相代行

プーチン大統領は就任式の行われた5月7日、ロシアは平均を上回るGDP成長速度を保持しながら、2030年には購買力平価GDPで世界4位に躍り出るとする課題を打ち出している。

世界銀行の発表では、ロシアは2022年、3.25％の購買力平価で世界5位を占めた。日本は3.47％で4位に入ったことから、現在の露日の差はわずか0.22％となっている。3位はインドで7.2％。